就活を行うときには履歴書を書く必要がありますが、その際には絶対にやってはいけないことがあります。それは嘘を書くことです。仕事探しが上手くいっていないときには自分の経歴やアピールポイントなどに問題があると考える人が多く、企業からウケが良くなるように虚偽の内容を記入してしまう人もいます。特技や趣味、長所や志望動機などであれば嘘を書いても大きな問題にならないと考える人がいますが、この考えは間違いだと言えるでしょう。
就活中の面接は履歴書に書かれた内容をヒントに話が進められていきますが、これに本当とは違う内容を書いていると頭の中が混乱することになりますし、履歴書に書いた内容と違う内容を離してしまう可能性があります。たとえば、大学時代は何も部活をしていなかったけれど、面接官への印象を考えてボランティアサークルに入っていたことにした場合、本番ではこのように記載したことを忘れてサークルには入っていなかったと伝えてしまう可能性があるでしょう。自分では綿密に計画を立てているつもりでも、思わぬ部分で嘘がバレてしまうこともあるので注意が必要です。
虚偽の内容によっては、面接官からバレバレなものもあります。人と話すことが苦手なのに長所にコミュニケーション能力が高いことと書いてしまっては、面接中の言動から真実ではないことが分かってしまうでしょう。取り繕うことができると考えているかもしれませんが、深く追及されなくても真実ではないと分かるケースが多いので、履歴書には本当のことを書くべきだと言えます。
特に経歴の詐称は絶対にやってはいけません。卒業した大学、その会社に応募する前に勤めていた会社について詐称すると、仮に採用されたとしても経歴詐称が発覚したことで解雇されることになります。面接をクリアすることができても入社時に大学の卒業証書のコピーを提出するように指示されたり、前の職場の源泉徴収票の提出が必要になったりすることがあるので、予期せぬことからバレてしまう可能性があるでしょう。趣味や長所、志望動機などは墓穴を掘ってしまう程度で済みますが、経歴詐称に関しては大きな問題になるので絶対にやらないようにしてください。
選考に通過するために嘘を吐きたくなる人もいるかもしれませんが、正々堂々と勝負したほうが余計なトラブルを引き起こすことなく就活を進めることができます。履歴書では絶対に嘘を書かないようにし、ありのままの自分で挑むようにしてください。