就活をスムーズに成功させるポイントの1つに、会社リストの存在があります。これは自分の本命希望の会社をしっかりと定めて、計画的に準備や活動をするために役立つものです。試験の傾向や対策を把握して記録しておけば、同級生の間で共有しヒントとしても活用できるようになりますから、積極的に作っておくといいでしょう。
では肝心のその作り方についてですが、まずは第一志望の会社を中心として、自分が就きたい業種や興味のある会社を適度にピックアップしてください。就活では多い人なら何十社とエントリーをし、履歴書の用意もしておきます。しかし会社リストではそこまで膨大な量の会社を記録しておくと逆に効率が悪くなりますので、自分の本命希望以下上位10社くらいを目途にまとめることをおすすめします。
会社リストに記載したい会社が決まれば、次にその名前と併せて事業内容や基本給、経営理念や連絡先を記録します。わざわざホームページなどで確認しなくても一目で判るように、必要だと思う情報は全て書いておくと安心です。
当然試験の日程や、説明会に行ってみての所感も記載してください。特に就活ではスケジュール管理が大変で、忙しいあまりに大事な日取りを忘れてしまうこともあります。また経営理念や代表者名は1つ1つ覚えておくのには無理がありますから、メモとして残していつでも見返せる形にしておく方が効率的です。意外と面接で質問をされることが多いテーマということを頭に入れておき、重要な本番前に確認できるよう忘れずメモしておきましょう。
本格的に試験に臨むようになれば、その反省や感想などを会社リストの横に記録していきます。例えば第一面接ではどういう話の内容だったか、自分の応答や振る舞いはどうだったか、こうした情報は就活全てに共有できるもので大いに成長に繋がります。同時に手応えがあった部分は堂々と書き、自信や肯定感に繋がるよう明るい色のペンで書いておくのがおすすめです。
大事なことは、会社リストの作成に時間を取られ過ぎないこと、なるべく1冊のノートやメモ帳に収まるようにすることです。大学3年生の冬や4年生の春などから作り始めてももうタイミングとしては遅いですし、いつから作り始めるかも考えておいてください。自分の本命希望の会社はどこで、どういう情報があるのか、これらをいつでも見られるようにしておくのが一番の目的です。就活はその取り組み方でも差が生まれるものですから、早めの作成ができるよう心掛けておきましょう。