自宅で出来る仕事を探しているなら、webデザイナーを候補に入れると良いでしょう。webデザイナーとは文字どおりwebデザインが仕事であり、位置づけとしてはエンジニアに近いです。アート的な要素が含まれるケースもありますが、基本的には仕様に従ってwebページを制作していきます。サーバーの立ち上げなども仕事内容に含まれるケースもあるなど、定義があいまいであることも特徴の一つです。一般的なデザイナーと比べると歴史の浅い職種であるため、仕事に関して確定的な要素が少なく、柔軟に取り組んでいくのが一般的となっています。同じ人でもクライアントに合わせてスタンスを変えることも珍しくありません。そのため一口にwebデザイナーといっても、さまざまなバリエーションが存在しています。
これまでは雇用されて働くという勤務形態が一般的でした。この場合はホームページ制作会社が主な勤務先ですが、一般的な企業の営業支援部門などで募集していることも多いです。後者に関しては、その企業で使用するチラシや資料などを専門的に手掛けることになります。年収相場は500万円ほどですが、経験を積んだベテランは700万円以上もらっている場合もあります。一方、見習いの時点では300万円台であることも珍しくありません。成果主義を採用しているケースが多く、貢献度が大きい若者は重要なポストに配置されやすいです。それとは異なる働き方としてフリーランスを選択する人も増加しています。
webデザイナーはインターネット環境さえ整っていれば、ほとんどの仕事を行えます。必要な機器もパソコンやタブレットがメインであり、画像処理ソフトをインストールしてれば、自宅でも十分に労働が可能です。ペン型入力装置なども揃える必要がありますが、安価なタイプでも業務レベルのものは珍しくありません。クラウドソーシングを使えば、オンラインで受注することも容易です。クライアントとwebデザイナーのマッチングを行えるサイトはたくさんあります。ですから、上記の環境とスキルが揃っていれば、すぐにでもプロとして活動が可能です。
また、テレワークの普及により、企業に所属しながら自宅で働くケースも増えています。テレビ会議システムなどを用いて、上司や同僚と協力しながら業務を進めていくスタイルです。なお、週に1度のペースで出社して打ち合わせをするなど、完全な自宅勤務ではないケースも多く見受けられます。